誰もが損をしない幸運 | 関ヶ原の合戦を演出した小早川秀秋

誰もが損をしない幸運

ギャンブルは、勝つ人がいれば、必ず負ける人がいる。

自然が食物連鎖のなかで、生き残るもの、死んでいくもの
を選択しているいじょう、人間もそれに逆らうことは出来な
いだろう。

それでも、ねずみ講やマルチ商法で、誰もが損をしないと
いう甘い言葉にだまされる人はあとをたたない。

宗教の中には、病気の人を治す奇跡を売りものにして信
者を集めているが、寿命が少し長くなることにどれだけの
意味があるのか。

では絶対、誰もが損をしない幸運はありえないのか。

お金などの現実的な利益と名誉や癒しといった心の利益
を循環させる。
例えば、世の中には、お金を払ってもボランティアをやりた
いと思っている人たちがいる。
その人たちの要求を満たす「人助け」を企画する。

豪雪地域の「雪降ろしツアー」などが人気なのもこれをう
まく利用している例だといえる。